2009年6月10日水曜日

入門実習日誌(小豆島)その2

バス停・オリーブ公園口
オリーブ公園口というバス停が近づいてきた。
山手には白亜の宮殿のようなしかしそれでいて素っ気ない装飾の建物が見えてきた。
なんじゃありゃと思う間もなく、バス停についた。
国道のすぐ横の海岸沿にはなにやら真新しい施設と砂浜も見える。
エリエス荘から拝借した地図には、その位置にはオリーブ資料館と記載されている。
下調べでの段階では無かった気がする。
見落としてたのかなと、地図を見ながら考えていた。
自転車の二人はまだ到着してないだろうし、後で合流したときに調べ物もしやすいだろうと思い、資料館とやらを覗いておくことにする。
15時20分前。
オリーブ公園口で下車する。
降りようとするとバスの運転手さんに声をかけられた。
整理券のことじゃなくて、行き先のことだった。
バスはこれから「坂道を上って、オリーブ公園まで行くんやけどここで降りるんでいいんですか?」と聞かれる。
地図を見せながら「オリーブの資料館に行きたいんです」と告げると「ああそうなんか」と納得された。
バスを降りると、真新しい「オリーブ・ギャラリー」という建物が目の前にある。
ともかく帰りのバスの時間が気になるので、とりあえず道路を反対車線に渡りバス停をチェックする。
坂手港行きが、15時59分着とバス停の時刻表に書いてあった。
1時間もない。
次は17時過ぎまでバスはない。


オリーブ・ギャラリー
ギャラリーの背後にはきれいな砂浜のビーチが広がる。
ギャラリー駐車場の車止めには、スイムスーツの女性が一人座っている。
きれいな砂浜ビーチの水際には、僕よりも年齢の高そうな女性が6人ほど海を眺めながら立ち話している。
10メートルほどの桟橋には、大学生くらいの年齢の若者が3人、輪になって何やら騒いでいる。
オリーブ・ギャラリー裏のこのビーチは、海水浴場として利用するらしく、海の家と簡易シャワーの施設がある。
まだ海開き前なので、海の家は閉まったまま。
一通り、写真を撮ってからギャラリーに入ろうとするとNくんから電話が入る。
もう、オリーブ記念館についている、という。
「早っ」。けっこう遠かったよなーなどと言いながら、たぶん、僕が入ろうとしている建物がオリーブ記念館だと思い、中で話しましょうと電話を切る。
しかし、中に入ってもNくんとOくんがいない。
というより、誰も客らしい人がいなかった。
吹き抜けの2階があったのであがってみると、写真展が行われていて、関係者の方らしき白ワイシャツにネクタイの50・60代の男性と40代近くに見えるスーツの女性たちがいっせいにこっちを振り返った。
なんか、間違ったみたい、と思いつつ、1階に降りて受付窓口の女性にたずねてみる。
記念館は、坂を上がったところにあると言われる。
ああ、あの白い白亜の宮殿みたいなやつですね、というと、それは別の施設でそのとなりだと言う。
いずれにしても、あの坂をあがらねばならない。

バスの運転手のお告げを聞いておくべきであった。

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