2011年12月30日金曜日

年末の朝、お寺にて

東本願寺の展示、親鸞と被差別民衆。
中世の被差別民衆の話は、勉強したことある内容だった。展示は大阪人権博物館から。
親鸞の人生に展示の多くをさいているので、懐かしい説明も多かった。真宗、人権、どっちサイドの人が面白がるかな、と考える。
しかし、小さな展示だったけど、改めて確認できたことも数点あって、個人的には見いった。ひとつは愚禿の当時の社会状況的意味合い。言葉の表面で自己を卑下するとかいうことではない、というのは感じられた。そして、その親鸞の絵に描かれているものの意味。
まあ、そういうわけで、年末に朝の9時からギャラリーで暖をとってきたわけでした。

1230 コメント:本物のサービスとは

本物のサービス

西洋と和の文化の比較には入っていかない、と多分、話していたと思うのだけれども、このレポートで論点を作るのは、そこにしかないと思う。
論点というのは、あくまで、現状を分析する、という意味で。

西洋的ホスピタリティの歴史と展開があり、次に和的なおもてなし文化の紹介があり、最後に、現在の日本社会の代表的なサービスをとりあげる。

現時点では、ばらばらに紹介されている記事にすぎないが、まとめてみると、作成者の考えが見えてくる。

サービス業といえば、西洋的ホスピタリティを中心に発達してきたものであるが、それでは足りないなにかがある。高付加価値となるものを見つけなければならない。おもてなしの文化のなかにそれはある。
実際のサービス業をとりあげて、現状のホスピタリティと付加価値となるものを見いだしてみよう。

と、いう流れであるとするならば、西洋的ホスピタリティと「おもてなし」の比較、それを通じての付加される価値の創出をもっと論じて強調してほしい。

その上で、現状、3つのサービス業について、どのように分析できるのか、それまでの議論と関連づけながら述べてほしい。てなしの文化のなかにそれはある。
実際のサービス業をとりあげて、現状のホスピタリティと付加価値となるものを見いだしてみよう。

と、いう流れであるとするならば、西洋的ホスピタリティと「おもてなし」の比較、それを通じての付加される価値の創出をもっと論じて強調してほしい。

その上で、現状、3つのサービス業について、どのように分析できるのか、それまでの議論と関連づけながら述べてほしい。

2011年12月29日木曜日

1229 八ツ場ダム

1章の公共事業の歴史ってそんなに書きこまなくて良い。
各ダム事業の比較と問題点の整理を充実させ、問題点の特徴を明らかにする。
公務員へのインタビューは、むしろ流れに乗っていないように思うが、話の内容を見ると、ダム事業の比較の後で良いと思う。
インタビュー内容の咀嚼を早くやっておくこと

1229 医療ツーリズムのはなし

●指摘
全体に文章チェックをお願いします。
・「〜というと」の表現は、 × 。 数カ所あります。
・「正直」など、若者の話し言葉もあります。
・同一文の中での同じ言葉の繰り返しもあります。

・「医療ツーリズム新興の取り組み」という実態と、「医療ツーリズムのメリット・デメリット」という議論をきちんと整理して述べるように構成を考えてください。

・メリット・デメリットを論じたうえで、あらためてクリアされなければいけない問題点の特質を強調してひとまとめしてください。
・そして、自分の感じたことを挙げてください。

・この指摘はわかりにくいかもしれませんが、全体に、章ごとのまとまりがゆるい文章になりがちなので、ここでは何を述べているかという、章ごとのリード(どこへ行こうとして書いているのか、というナビゲーション)文章をきちんと示してください。


●感想(現時点のレポート指導とあまり関係ない)
・僕自身が、読んだ上で、感想を持ったのは、日本の医療を世界へと考えた場合、技術よりも売りは看護への「おもてなし」対応の導入ではないかと思います。
医療の世界の論理は、海外輸入の論理が基本ですけど、人への対応は日本的な文化が活かせるんじゃないかと・・・

・同時に、マイナス面も同じ点にあって、閉じられがちと思われ、わかりにくいと思われる日本的コミュニケーションだと思います。
たとえば、「思いやり」は、日本では最重要の価値ですが、海外の人にはわかりづらいことですよね。
技術・金銭の問題もあるけど、文化の問題は人の問題なので、「治療」「健康」「死」から「一般的生活」まで関わるので、大きいんじゃないかと思うんです。
具現化するとしたら、現状からでは施設のようなものだけじゃなくて、医療体制(人的な)グローバル化にならないと、世界のいろんな人は迎えいれにくいと思うのだよね。なんか、だんだん的はずれのことを書いているような気がしてきた。

1229草食系男子 コメントの一部

この論文は草食系男子の3パターンを分析するもの、という前提です。

肉食時代の草食系から草食ルーキー世代へと面白いキーワードを提示しているので、それを巡ってまとめると面白いと思います。

しかし、第2章、「男らしさの変化」では、戦争がなくなったとかいう、おおざっぱな話しかしていません。
それは、草食系全体の登場の話。大ざっぱすぎます。
男らしさの微妙な変化とともに、3つのパターンの広まりなどを論じてみる必要があります。
たぶん、ここは自分で考えないとどうしようもないところでしょうね(論証資料集めがうまくいっていればスンナリ進むと思います)。

「男女関係の変化・平等化」という項目でも解説は、草食ルーキーぐらいしかでてこないので、「男らしさ」とか「男女の平等か」なんで出しているのか3つのパターンに活かしてきっていません。
これらの変化の項目と3パターンがどう絡むかの説明が大事です。それを考えつつ、2章の内容を整理します。
すると、2章はひとつの項目ごとにもっと、ボリュームができるはずです。
そこまでいったら、もう一回章立ての構成を見直します。

またね。

2011年12月28日水曜日

1228追加 女性労働

2章のスレッド内容の分析について

なぜ、お悩み相談分析を行うのか(目的)
お悩み相談の要因連関分析を行うことのメリット(上記の目的)の強調すること。

2011年12月27日火曜日

1227面接3流動化する農業労働者

流動化する農業労働者

画面で話し合ったので、メモが残っておらず、記録が乏しい。
1 現代の農業労働者の特質
q増減率bcd・・と特質をのべ
2 参与観察による実態 労働状況(生活)
3 参与観察による実態 労働の意味

2で、農業労働者の4つのタイプが割り出されてくる。
そして、4者に共通する(ときどきずれることもある)肉体労働としての過酷な農業労働の実態
3で、農業労働に向かう内的論理や働く意義、自己認識の確認
4で参与観察の結果から、将来の農業労働のあり方を検討

国境を越えて愛され続ける日本の漫画

国境を越えて愛され続ける日本の漫画

文献の書き方などの質問があるということで、あまり本文の内容にふれていなかった。
1 漫画
2 漫画をとりまく問題
3 反対派からみる規制問題
4 世界も認めた日本漫画の力

2・3と4がどのように繋がるのか、2・3・4にわたって、概観してしまうのでなくて、「規制問題」「日本文化としての漫画」というテーマどちらかに絞ってしまって、がっちり、入り込んでいけばよいと思う。
まだ書き込みができていないということなので、話がそこまで入っていかなかった。
書式の質問が多かったために、肝心な点が抜けたような気がしてならない。

1217面接相談1

日本女性の労働の現状と課題

1日本の女性の労働の現状
2ウィメンズパークの悩み相談の構図
3女性の就業継続への課題

1に時間をかけている余裕はない。2と3が急務である。
2の要因分析は、新聞紙上の悩み相談の要因分析に関する論文をモデルとしている。
本人は、がんばって要因関連図を描き出したと思う。

そこで共通要因、事案にオリジナルなものと、要因にも濃淡がでるだろう。
2の要因分析から、3において、現状の対策や取り組みを問い直すという論考でよいと思う。

今回の相談では、2の要因連関図を利用した分析の詳細をみたかったのだが、本人は、1にこだわっているようだったのですれ違い。

面接相談

今日は駅近くの店で12:30頃から始めます。
と言ってましたが30分くらい遅れるかもです。
ごめんなさい
一人30分くらいでお願いします。

マイナースポーツがメジャースポーツになるには

些細な点
・第1章でサッカーとゴルフをメジャー化する事例として紹介しているが、ハンドボールの問題と何の関連があるのか言及がない。
・1章から2章へのつながりが不明
・表ではなく図
・調査結果の分析が乏しい

全体
・全体に違和感があったのは、最初からメジャー化=メディア化をゴールとして、書き始め、調査活動が行われているので、予定調和になっている。
大切な探求や発見がどこなのかが強調されていない。
・メジャー化=メディア化自体についての考察がない。
この辺の考察まで考えれば、論文の目的の設定も見えてくると思う。→この論文には、最初の問題意識が希薄。(ハンドボールはどのようにメジャー化したら良いか?でもない・・・明らかにするべき・考えたいことは何かが弱い。:←ここの説明が必要なら、また連絡ください。)


2011年12月25日日曜日

facebook投稿分を修正・再掲(風俗で働く女性たち)

卒論コメント:風俗で働く女性たち。
語りを咀嚼し、紹介することにおいて、咀嚼内容に不満なし。
ただし、表記の問題がある。

報告会では、その工夫があれば、この調査活動の迫力をもう少し伝えることもできたと思う。
よい調査、よい報告者なのだけれども、大きな難点がある。
会話記録が記憶でしかとれなかったこと。
資料の扱いに厳しい研究を行うには、データ提示に難題を抱えている。
それゆえ、語りの紹介は報告内容よりもっと咀嚼してよいとおもう。

また、語りの理解を中心に述べる方向で良いのだけれども、風俗業へ向かう流れ、もしくは業界からの卒業のむずかしさ、あるいは、業態としての風俗業の仕組みなどをもっと整理したり、一般的な議論との比較ができないか検討することも必要とおもう。

インタビューを整理する意味で、項目を作ってまとめても良い。
一人一人のインタビューの理解を深めるために、実際の生活・活動と思いのつながりを紹介し、述べる努力も必要。
(「実際の生活・活動と思いのつながり」を表現し論じ分けるには、インタビューの録音があって、インタビュー内容を客観化しないと、難しいけど)

それから、対象者をとらえる視点に潜む価値観の対象化はやはり重要だと思う。
論文全体のトーンに影響する指摘だけど。
取材内容を語る視線に、風俗が社会的悪であるという価値があるように聞こえる。
取材を通してわかったのは、普通の女の子でした、ということを述べるには、自分の先入見の紹介だけでは、ちょっと弱い。
社会でどのように語られてきたか、も取り出す必要がある。どのようにまなざされてきたか。どのように自分自身が認識してきたか、ということも取り出せるのがよい。

しかし、このように表現すると、私、個人的には、風俗は社会的悪なのか、という問題があるように思う。
悪というなら、一般道徳的に悪に見せつつ、存在を許容する社会が悪だと思う。

別の言い方をするなら、自分を売る行為や生き方にどこで線引きができるだろうか、という倫理・哲学の検討が欲しい。
私たちは、自らの魂を売る感覚に襲われながら生きる場合もあり、なんらかを犠牲にし、妥協し、あるいは挫折し、あるいはおもねり、あるいは何の違和感もなく社会に自分を合わせていきながら、碌をはむのである。
別の言い方をすれば、社会悪として取り組むことは、すでにはじまる前から彼女たちの生き方を否定しながら、対面していることになる。(参考にした図書のインタビューは、それとは反対の立場にあると思う。)
彼女たちの生き方を否定的に見る立場や、あるいは救おうとする立場は、どうしてその足場を得られるのだろうか。
せっかくインタビューしたのだから、語りを通じてこの点、如何に考えるのかまで言及してほしいなあ。