2012年2月12日日曜日

0212  灘酒を伝えて行く為に

全体によくまとまってきたなかで、以下の2点が気になったので、修正・補足を考えてみてください。

1点目
EさんとMさんの紹介を1行だけでなく、もう少し人物像を結ぶために情報が欲しいと思います。
たとえば、年齢とか仕事ぶり(インタビューに至る状況も含む:下記のYさんにはそれが出てくる)とか、インタビュー時の雰囲気とか、聞いた回数とか場所とか・・・フィールドノーツに書いてあれば使える情報があるのじゃないかと思います。
もっと情報があると、EさんやMさんの見解の背景への読み解きが読者にも可能性が広がります。

2点目:リカ—のYさんの登場の部分について
おそらく、執筆者がもっとも伝えたいのは、
"少し恥ずかしながらも誇らしげに答える"Yさんの様子ではないかと思う。

そのため、この部分のセクションの文章は、Yさんとの出会から書かれているのではないか、と思う。
「・・・店内で働いていた女性である」人にインタヴューした。その人は店主の妻であった。店主(旦那)が留守のため、まず説明を伺った。そこで、上記の様子が現れ、活動への思いや意義を感じた・・・

ところで、このあたりの文章で指摘したい問題点は、上記の「働いていた女性である」のすぐ後の会話引用に、説明なしで女性を「Yさん」と記していることである。

ここは簡単な説明的文章で
働いていた女性(Yさん)である。後にわかったのだが(←これ、いるかどうかわかんないけど)Yさんはヤスモトリカー店主の妻である。夫である店主が留守のため、Yさんかお話をうかがったところ・・・とか。

この辺りの紹介は、"活動への思い"や"活動の意義"などを執筆者が受け止め・考えるきっかになったエピソードと思われるので、"必要な"文章だと思いました。
そこで、もう少し、上記のような補足説明でスッキリさせる必要があると思いました。


蛇足点
欲を言えば、もうちょっと時間かけて終盤までの流れを考えたら、日本酒の問題を伝統文化を護る問題としてさらにポイントを整理しながら、ラストの記述を充実させることができるように思う。
たとえば、「3 伝統の伝承」の部分は、"幾多の困難"、"伝統を守る活動をすることの誇り"のトピックスが盛り込まれており、もう少し詳細に記述・考察できる内容があるように思う。

0212 神戸空港から見る関西の空港問題 日本初の技術「ポートライナー」

コメント遅くなりました。

コメントを二人一緒にしてすみません。
指摘点が重複し、二人とも最終局面のため、コメントの量もさほどではないので、二人いっしょにさせてもらいます。
それぞれに指摘は2点です。

1点目は、内容面についてのコメントです。
これはレポートにする段階ですでにわかっていたことの繰り返しなので、レポート上どのように処理するかの相談になります。いわば努力目標です。

空港レポートの場合、
"3つの空港の必要性や抱えている問題を比較検討する"際に、対象者を"それぞれの空港関係者の3人"のインタビューのみでレポートを書くことの是非、あるいは調査研究上の問題点をどのように表現するか、が最大の課題です。

ポートライナーレポートの場合、
対象者がどうして限定的になったかを、調査活動のプロセスも含めて、ある程度紹介していいかな、と思います。
「ある程度」の「程度」がわかりにくいと思いますが。
書いてみてから、判断したいなと思います。

上記の指摘は、あくまで、努力目標としてのコメントなので、できうる限りでいいので、補足するかどうかも含めて、一考してみてください。わざわざコメントするのは、まだ足りないという判断が、こちら側にはあるからですが、最終修正段階時期も過ぎましたので、どこまで書き込むかは、執筆者の判断にお任せします。


2点目は、文章作成の課題です。
こちらは、必ず、もういちど、見直しをお願いします。
自分の勉強のために、やってみてください。

論文・レポートに慣れる必要もあるし、単純な推敲で気がつく点は、まだあると思います。印刷して、音読してください。
自分の耳で聞いてスムーズじゃないな、とか誇張表現だなと感じたところは、こだわって考えてみてください。
どちらかというと空港レポートは、表現にぎこちない文章が多い印象がありました。ポートライナーレポートは、表現が紋切型でよくないものなどが印象に残りました。
これまで読んできた図書や小説などの文章を意識的に思いだしながら、今後の勉強のために、もう一度、自分で見直してみてください。