2009年1月18日日曜日

宝塚行ってきました(その1)


報告、遅くなりました。
先日、宝塚チームとともに訪問しました。
中央図書館は、阪急 清荒神駅の目の前にありました。
結局、宝塚駅から線路沿いを目指していたら、すぐに到着しました。

一般開架の図書よりさらに奥まった調査相談室に郷土資料のコーナーがありました。
タカラヅカコーナーだけは、聖光(?)文庫という展示室も兼ねた禁帯出の藝術書とともにありました。
なぜか、タカラヅカとカタカナで書くと、歌劇のことなんだな。
書棚を軽くブラウジングして、目についてちょっと読んだのは次の文献です。


宝塚市、1975 『再開発/宝塚市の記録 宝塚市南口駅市街地再開発事業』

○阪急今津線、宝塚南口駅に隣接している白亜の殿堂サンビオラを中心とした市街地再開発事業の報告書。A5版程度の小ぶりな冊子だが、意外なほどページ数も多く、また紙面に細かな文字がびっしり詰め込まれている。なんといってもその報告内容の充実ぶりに、当時の事業の熱の高さがうかがえる。
○この事業は、温泉・旅行・ファミリーランドなどを含めた広域レクリエーションゾーンである宝塚の中心であり窓口である南口駅市街地の活性化を求めて取り組まれた。1970年代の事業である。事業計画は駅周辺の市場・商店を整理し、店舗140軒・住宅102世帯を3棟のビル(サンビオラ)に納めるものだ。事業により、駅前はロータリー化され近代的な装いが整えられた。
○この報告書の熱の入りようは、以下の記事群からもうかがえる。
・大上清、再開発事業課長による昭和46年7月1日~昭和48年6月までの詳細の作業日記
・登記書の登録の条件設定や書式の詳しい解説
・昭和42年9月30日からの地区住民答申案説明会(於:宝塚第一小学校)からはじまるびっしりと連ねられた活動記録
・事業の過労のために亡くなられた課長(戸田氏)の追悼回想録
・事業全体の回顧録のための座談会を紙上公開

充実した報告書です。(次の記事へ続く)

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