いわずとしれた、天下の国立民族博物館の開催です。
公園なのに、自転車も通してくれない万博公園、
入るだけで4・500円もする万博公園で、
以外に圧のある太陽の塔を眺めつつ、
別館の特設展示を見てきました。
こりゃもう昼飯代抜いて、
入館代にしなくっちゃ。
●1階フロアの半分は、
江戸の見世物ー軽業師の紹介から、
明治に入っても世界に紹介される様子まで。
江戸期までの見世物でも
独楽まわしのような曲芸は、
歌舞伎の物語と
セットになっています。
●その他に、江戸期の曲芸の絵を見てると、
軽業がたくさんあるのだけど、
今回の展示では、
猿回しのような、動物使いは
江戸期の分にはありませんでした。
●2階ブースではものづくりを
ほとんどランダムに紹介していて、
いちばんおそろしかったのは、
江戸期のからくり人形のお姿でした。
この写真だと、かわいらしくも見えますが、
実際は、上から光があたっているので、
なんともいえず
おそろしげな表情にしか見えませんでした。
おそろしいといえば、もうひとつ、
「生人形」も
生きた生首みたいで気持ち悪かったけど、
明治の頃には、
本物そっくりな人形の見世物があったそうです。
やがて、映像系エンタメが出てくると、
こういう見世物は消えていくそうですが、
菊人形や、マネキン人形の開発に
進む動きもあったそうです。
●全般に、文明開化から見世物界の影響・変動もあり、
例えば、サーカス団が日本を訪問し、
日本の軽業界に影響を与えます。
一方、日本の軽業師たちが
ヨーロッパ興行も行います。
動物見世物では、駱駝ブームを筆頭に、
珍獣見世物も流行っていたのですが、
やがて、動物園の席捲が起こります。
舞台系の見世物も、
だんだん映像系(映画・テレビ)の影響を受けるようになるのでした。
(その2 につづく)
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